『ダニエル・シュワルツ写真展』開催のお知らせ
USM モジュラーファニチャーは、9/6(木)~9/30(日)に、スイス人写真家ダニエル・シュワルツ氏(Daniel Schwartz)の写真展を同社ショールームにて開催いたします。
フォトジャーナリストとして世界の紛争地の現状から悠久の歴史や大自然がもたらす光景まで独自のモノクロの世界で捉えるダニエル・シュワルツ氏。今回の写真展では、スイス、パキスタン、ペルー、ウガンダの氷河に焦点を当てています。
長い時を経て形成され、「水」という限りある資源の貯蔵庫でもある氷河は、気候の歴史の記録でもあります。人間の生み出した地球温暖化の代償として、世界的に氷河の面積と体積は減少し、20 世紀中頃からその減少速度はさらに加速しています。それらがもたらす結果は、氷河の変化から目に見えて感じられます。
数年、または数十年の時を経て昔に出会った氷河を見に訪れると、その期間に失われたものの大きさを改めて知ることとなります。また、氷河の融解によって過去が浮き彫りになることもあります。氷河は記憶が眠る場所であると同時に、その消えゆく姿が私たちに未来をつきつけているのです。
この写真展は、世界各国のUSM ショールームを巡回し、日本が最終となります。期間中は、写真の展示とともにホワイトとガラスのパネルで氷河をイメージしたUSM ハラーの特別展示を行います。
●概要
ダニエル・シュワルツ写真展 – de glacierum natura
期間: 2018 年9 月6 日(木) ~ 9 月30 日(日) 11:00-19:00 ※祝日休日
場所: USM モジュラーファニチャー ショールーム
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内MY PLAZA1・2F
後援:在日スイス大使館
●ダニエル・シュワルツ Daniel Schwartz
1955 年スイス、オルテン生まれ。チューリッヒデザイン大学(現チューリッヒ芸術大学)の写真マスタークラスで学ぶ。1987 年から1988 年にかけて、外国人として初めて万里の長城のすべてを記録した。その後フリーランスのフォトジャーナリストとしてスイス国内外の数々の社会問題や紛争について取材・報道に携わる。1986 年にチューリッヒ美術館、2011 年にはベルリンのマルティン・グロピウス・バウ美術館など、世界各地で自身の展覧会を開催。1998 年度ソロトゥルン州写真賞、2010 年度チューリッヒ文化賞を含む数々の賞を受賞。2012 年、写真理論史学部門における客員芸術家としてチューリッヒ大学美術史研究所に在籍。