アントニオ・ティラボスキ図書館
ベルガモ/イタリア
建築家のマリオ・ボッタが設計したアントニオ・ティラボスキ図書館(Antonio Tiraboschi Library)の建設が完了したのは2004年のことです。
世界中のボッタの多くの建物に見られる特徴は、この図書館にも見られます。幾何学的形状で、レンガの外壁に整然と配置された開口部は、光を通すには狭いながらも内部では見事に採り込んだ光を分散しています。
図書館は、イタリア、ベルガモ市内の中心部にあります。総面積3,200平方メートルの5階建てで、読書スペースとワークステーションが500、マルチメディアターミナルが50、その他保管や管理に関連するスペースが備わっています。
光と空間
この厳格な立方体は、外観からはそこで光輝くエネルギーを垣間見ることができません。 密閉された外観の巨像が都市空間に立っているかのようです。 美術館、教会、図書館など、多くの公共建物で名を馳せたマリオ・ボッタは、そうしたすべての公共施設は、人々の幸福のために必要であると考えています。ベルガモのこの図書館もまた、知識と読書を熱望しているすべての訪問者の宝となっていくでしょう。