フランス・ボルドーの新しいランドマークMÉCA（ヌーヴェル・アキテーヌ地域圏近代芸術センター）で知られるユーラトランティック地区。その中心にあるベルナール・グループ本社は、そこを訪れる人々を魅了しています。

1928年に創業したファミリービジネスのベルナール・グループは、現在3代目と4代目によって運営されており、それぞれがワインと蒸留酒の分野で独自の活動を展開しています。オリヴィエ・ブロシェ（Olivier Brochet）とBLP建築事務所の建築家たちよって設計された壮大な建物は、一族によるさまざまな会社をこの歴史的な場所に集約しました。

• LUCIEN BERNARDは、グループ創業以来の事業を引き継ぎ、原点であるワインと蒸留酒の製造・卸業を行っています。


• MILLESIMAは、​高級ワインの個人向け販売を専門とするワイン商で、現在オンライン販売の中心的存在となっています。


• SOBOVIは、フランスの一流レストランやワイン小売業者への卸売りを専門とするワイン商で、80カ国以上の大手輸入業者と取引しています。


• VALDRONNEは、顧客の要望に応じたプライベートブランドや自社ブランドの蒸留酒（リキュール、ホワイトスピリッツ、カクテルベースなど）を開発しています。


• そして、ジャン・ベルナール（Jean Bernard）が率いる一族の持株会社が、さまざまな会社を所有しています。

グループが所有する約200ヘクタールにおよぶブドウ畑は、今もなおその土地に残っています。

レセプションを併設したオフィスビル建築プロジェクトは、2009年に開始され、2020年に竣工しました。3ヘクタールの敷地に立つこの独創的な建物のデザインは、歴史（遺産の保存）と現代性（再建されたファサードの上のガラスと木のデザイン）の融合を示しています。また、ボルドーの産業の歴史を今に伝えるワインや蒸留酒の巨大な貯蔵庫もあります。

建物内では、各社は同じグループに属しているものの独立性を保っているため、デザインの決定についてそれぞれの合意が必要でした。SOBOVIのCEOであるクリストフ・ベルナール（Christophe Bernard）は、BLPとGalerie Tournyのチームのサポートを受けながら、これらの調整を担いました。

USMハラーは、完璧な統一感のある家具を提供できるほか、カラーを選択することで、各社の独自性を示すことができるため、当然の選択でした。

共有オフィス、役員室、会議室、研修室、そしてテイスティングルームに置かれた美しいガラステーブルまで、USMの家具は、この建物の壮麗な中央階段が繋ぐさまざまなエリアに完璧な調和をもたらしています。

この選択は、美的基準や機能的基準だけでなく、品質、耐久性そして投資の価値を重視するベルナール家の意向も背景にあったことは言うまでもありません。

ベルナール・グループについてはこちらから: Groupe Bernard - Bordeaux

Photographs: Alexandre Moulard

USMハラーをご自身でデザインしたい場合は、オンライン3D作図ソフト『コンフィギュレーター』をお試しください。人気の定型品は、公式オンラインショップですぐにご購入いただけます。デザインに関するご相談は、USMまたは最寄りの正規販売代理店へお問い合わせください。